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こんにちは!
梅雨気味の暑い日が続いておりますが、みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか。
雨の日といえば、子どもの頃よく作ったものを覚えていますか?
そう、てるてる坊主です。「あした天気になあれ♪」と歌いながら、なにかイベント
の前日には特に、てるてる坊主を作った思い出がある人も多いのではないでしょう
か。
でも、なぜ雨の日にはてるてる坊主を作るのか、その風習はどこからきたのか説明で
きる人はおそらく少ないと思います。せっかくなので、てるてる坊主について少し詳
しくなってみましょう(*´ω`*)
てるてる法師、照り照り坊主、日和坊主、などなど、てるてる坊主の呼び方は地方や
時代によって、かつて多くありました。どれも日照りを意味する「照る」からその語
源はきているようです。
江戸時代には願掛けの言葉が書かれた着物を着せられている、白い紙人形の姿が一般
的だったようです。願掛けの着物は和紙を縫い合わせ、帯の部分はこよりを使って手
作りされていたとか。今よりもかなり凝った作りですね。
そこまで手を掛けるのは難しいかもしれませんが、たまにはおしゃれな着物を着せて
あげるのも良いかもしれません。もしかしたら、おまじない効果が何倍にもなるか
も??
その後、てるてる坊主という名称が広まったのは、童謡がきっかけです。童謡「てる
てる坊主」が発表され、全国的にてるてる坊主の名前が広く親しまれるようになりま
した。
そんなてるてる坊主の作り方は、みなさんご存知の通り、白い布(ガーゼやハンカチ
など)のまんなかに丸めた布や紙を置いて包み、そのまわりをぐるぐる紐で巻いてし
ばるといったもの。子どもの頃は白い布の代わりにティッシュペーパーをよく使って
いました。
かわいいてるてる坊主を作るために、包み紙をおしゃれな紙にしてみたり、しばる紐
の色を自分の好きな色にしてみたり、いろいろと工夫を凝らしたことも懐かしい思い
出です。
てるてる坊主には顔を描かずにつるすのがじつは正しい作法とされています。
にこにこ笑顔を描きたい気持ちもありますが、それは晴れた時に。何も顔を描かず
に、なるべく太陽に近い場所――例えば南向きの窓側――につるすのが良いそうで
す。そうして次の日太陽が私たちを照らしてくれていたら、かわいい笑顔を描いてあ
げてください。
では、もし晴れなかったときは…?残念ですが、顔を描かずに処分しましょう。どち
らにせよ、頑張ってくれたてるてる坊主に感謝の気持ちを伝えたいですね。
なにより、見た目がかわいいと、窓際につるしているだけで雨の日が少し、楽しくな
りそうです!今年の梅雨はひさしぶりにてるてる坊主づくりを楽しんでみてはいかが
でしょうか?(^^)/~~~